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INTERVIEWターニングポイントは
大阪転勤
営業パーソンとして
大きく成長できた

先端材料本部
総合職:入社6年目

海外出張や外国語でのビジネストークなど、商社のイメージへの憧れから入社したN.龍生。入社2年目で東京から大阪へと転勤したことで、それまでの自身の仕事への向き合い方が変わったという。転勤先でどんな経験と学びがあったのか、話を聞いた。

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海外を駆け回るイメージの商社
実は細やかなフォローが重要だと気づく

私が商社を選んだ理由は、大学時代に外国語学部に在籍していたので、英語を使う仕事をしたいと思ったからです。それに海外出張が多く色々な場所を飛び回るイメージがあり、かっこいい仕事だなという憧れもありました。

入社して最初に配属された東京の先端材料本部エレクトロニクスユニットでは、中国やドイツへ二次電池包装材料を輸出する業務を担当しました。先輩の営業に同行しながら学ぶこと1年弱。希望だった海外出張では中国に行けたのですが、学生時代の華やかな商社のイメージとは、正直ギャップがありました。実際は派手な仕事ばかりでなく、地道な細かい作業も多い。ひとつのお客様に丁寧にフォローするきめ細やかさが何より求められていると気づきました。お客様を様々な場所へアテンドすることもあり、商社は信頼できて頼りがいのある存在でいなければならないのだと学びました。

特にそれを痛感したのは、大阪への転勤がきっかけでした。私は生まれも育ちも関東で、就職も東京だったので、しばらくはこのまま都内にいるだろうと思っていたんですね。ところが入社1年目の冬、なんと大阪の部署へ転勤になったのです。当時はシェアハウスに住み始めたばかりだったし、地元の友人もたくさんいたので、正直「離れたくない!」と思いましたね(笑)。

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入社2年目で大阪へ転勤
初めて「辞めたい」と思うほど落ち込む

異動先は同じ部署の関西フィルム工業材料ユニット。扱う商材はこれまでとガラッと変わり、PETフィルムです。子供向けのシールをイメージしてもらえるとわかりやすいのですが、表面がキラキラと加工されているものがありますよね。そのような加工などで用いるのがPETフィルムです。この商材を地元企業へ向けて営業するのが新たな業務。関西のお客様はいかにも商売人という雰囲気の方が多く、何の知識もない自分のような若造が相手にされるか、すごく不安でした。

案の定、お客様のもとへ伺っても、何もできずに帰る日々が続きました。質問されたり要望をいただいたりしても、自分では何も判断できない。「いったん持ち帰らせていただきます」を繰り返していました。そんなとき、地元企業の社長から、「お前の一言で、うちの社員が飯を食えるかどうかが決まるんだぞ」という言葉をいただいてしまって。不甲斐ない日々が続いていたので、今思い返せば私への𠮟咤激励の意味もあったのだと思いますが、大変落ち込みました。その夜は道頓堀を見下ろし、社用携帯を投げてしまおうかと思うくらい(笑)。入社して初めて辞めたいと思ったかもしれません。

でも、そんなときは会社の先輩たちが励ましてくれるんです。兄貴肌というか、困っている後輩は絶対に放っておかないという人が多いんですよね。お客様に口を利いてくれたり、やり方の相談に乗ってくれたり、本当にたくさん助けてもらいました。

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ビジネスで大切なのは“人間性”
大企業でも地元商店でも
本質は変わらない

先輩たちのおかげで立ち直り、なんとか自分なりに向き合ってみようと決意しました。まずはお客様ときちんとお話ができるよう、距離を縮める努力をしてみよう。そう考えた私は、あるお客様とハイキングに行くことに。山が趣味だと伺っていたので、「一緒に連れて行ってください!」と頼みました。山道でいろんな話をしましたね。正直それまで怖いなと思っていたのですが、打ち解けると気さくな方だとわかり、ずいぶん話やすくなりました。もちろんそれは仕事へも良い影響に。打ち合わせもスムーズにできるようになりました。このことで、以前より自分がビジネスマンとして打たれ強くなったと実感しました。

この仕事は3年弱続きました。その間はコロナ禍もあり、直接の訪問ができず苦労したこともありました。ただ、できる限り足を運んだり、まめにご連絡したりすることで、信頼関係が築けていったと思います。ここの担当から離れることになったときに、お客様から、「担当が君でよかった」と言っていただいたことは、今でも忘れられません。

商社で働く中で、やはり一番大事なのは信頼関係だと思います。ビジネスといっても人と人。人間性が信頼関係につながると実感しています。相手がグローバル企業であろうと小さな地元の商店だとしても同じです。そして商社パーソンとして信頼を得るには、扱う商材を自社製品のように思い入れを持つことが必要で、それが取引先やお客様にしっかり伝わるんです。例えば見積書ひとつ取っても、作業的にこなすのではなく、どういう背景や意図で依頼されているのかを聞き出す。それによってより良い提案ができるかもしれませんし、思いもよらないビッグビジネスに発展する可能性だってあるかもしれません。大阪転勤の経験で、そんなことを学びました。将来的にはこの経験を活かして、「自分がいたからこそ立ち上げられた製品だ」と思えるような仕事をしたいと思っています。

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