INTERVIEW中間加工への対応も重要な
工業材料の仕入販売を担当
先端材料本部
総合職:入社6年目
部署全体では、汎用的な合成樹脂フィルムや、高機能な樹脂フィルムの仕入販売を行っています。樹脂フィルムの用途は非常に広く、その中でも私が主に担当しているのは工業材料となるフィルム。電子部品や商品ラベルのベース材になったり、電子機器の製造工程で使われたりするもので、顧客、仕入れ先に加え加工会社との関係も深い点は仕事上の特色といえるかもしれません。仕入先は国内のフィルムーメーカーで、顧客は国内外に広がっています。
現在の所属先は二つ目の部署になりますが
最初の配属先は管理部門のリスクマネジメント部でした。会社全体の与信のとりまとめや、営業担当者が行う仕入れ先や販売先の与信業務をサポートする部署で、3年間在籍して取引先を数字の面から判断する目が養われました。この経験は営業に移ってからも、新たに加工業者を開拓するときなどに役立っています。
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今の仕事に感じる楽しさは?
扱う商品の特性から、必要なサイズへの断裁やコーティングなどで、加工業者とのやりとりが多いことに楽しさを感じています。仕入れた材料をそのまま納める一般的な仕事では、書類が流れるだけで実際のモノに触れることはほとんどありません。しかし加工が入れば、現物のフィルムを手に加工業者の方とあれこれ相談することになり、仕事にリアリティが感じられます。また、商品知識が豊富な加工業者と雑談を含めて色々話すことは、自分自身の勉強にもなっています。
会社としての三井物産プラスチックの魅力は?
この会社の最も大きな魅力は、担当者に任せてくれることだと思います。上司からもよく「基本的なことは担当者レベルでやっておけ」と言われていて、自分の裁量が大きいからこそスピード感のある仕事ができるし、やりがいも大きいです。任せてもらうからには責任が重いのは当然で、そのことは常に肝に銘じています。
最も大きな手応えを得た仕事を教えてください
まだ完了してはいないのですが、2年ほど前からある新しいフィルムを新規の顧客とつなげていて、製品として世に出る日も近づいてきました。これが実現すれば、営業に来てから最も大きな手応えが実感できる仕事になるはずです。この仕事もそうですが、自分が見込んだ材料を、売れると思った先に提案して具体化できるのは、今の仕事の大きな魅力だと思います。
仕事上で大切だと思うことは?
商社の営業では、扱う商品の専門知識が欠かせません。さらに大切なのが、仕入先・販売先の主張がしばしば相反する中、両者の利害関係を見極めつつ、時には相手の立場になって柔軟に仕事を進めていく調整能力と交渉能力。柔軟な対応をするためには、目の前のことだけを見て「なぜ自分はこんなことをしなければいけないのか」と思わず、「この目標に達するために今これをする必要があるんだ」と、状況を大局的に見られることが大切です。
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今後の目標は?
特定の分野に特化して専門性を磨く道にも価値があると思いますが、私自身は様々な仕事を経験して自分の幅をもっと広げたいと考えています。プラスチックの専門商社とはいえ、部署によって扱う製品や顧客が異なり、同じ営業でも所属が変われば新たな知識や経験が得られます。また現在の部署では、販売先が国内外に広がっているとはいえ自分が海外に出る機会は少なく、海外での商談や海外駐在などを経験して、これまでにない刺激や考え方を得たいとも思っています。