INTERVIEW汎用樹脂の代表、
ポリオレフィンを
国内外に販売
サーキュラーエコノミー推進グループ
総合職:入社3年目
ポリオレフィン樹脂を中心とした合成樹脂原料の仕入販売を担当しています。ポリオレフィンは高分子の総称の一種で、よく聞くポリエチレンやポリプロピレンもそのうちの一つ。安くて軽く、汎用性が高いため、非常に幅広いプラスチック製品に使われています。調達先は国内の樹脂メーカーが主となっていますが、販売先については国内・海外を問わず、自動車部品、医療用器具、食品容器、産業資材など多様な業界・業種のメーカーにわたり、顧客ニーズに合わせた様々な提案を行うことで商社ならではの機能を発揮しています。
三井物産プラスチックへの入社を決めた理由は?
就職活動の際、私は「自分のアイデア次第で色々なことができる仕事に就きたい」と考えていました。そして活動を進める中で気づいたのが「素材を扱う仕事は型にはまらず幅広いことができるのではないか」ということ。プラスチックは机や服、精密機器や紙(不織布)など実に様々な製品になります。自分の考えと努力次第で色々な仕事を生み出せるフィールドの広さは、まさに私が求めていたものだったと実感しています。
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今の仕事のやりがいは?
ポリオレフィン樹脂には、汎用性が高いため競合他社が多く、商品自体の差別化がしにくいという難しさがあります。しかし、だからこそ我々商社の存在意義もあるわけで、マーケット全体や素材メーカーの動向、販売先の状況やニーズなど様々な情報を集め、独自の切り口・アイデアを活かすことに醍醐味を感じています。例えば、メーカーが出す最小ロットでも多すぎて困るという話が顧客からあれば、我々が物流の途中に入り小分けをした上で販売する。こうした細かな対応が顧客の製造コスト削減につながり、信頼を厚くして取引の拡大をもたらすことも少なくありません。
新人時代に比べて成長したと感じるところは?
コミュニケーション力と危機察知能力は相当に高まったと思います。様々な仕事をしていると、どうしてもトラブルに直面することがあります。納期に間に合わない、搬入したら梱包が破れていた、当初の話と違う。そうした思いがけないトラブルを経験し社外の方たちと本気でやりとりする中で、問題発生を防ぐために抑えておくべきポイントや、相手に合わせた柔軟なコミュニケーション力が身につきました。
三井物産プラスチックで働く魅力は?
若手にも仕事を任せてもらえる文化があり、真剣に仕事をしていれば上司や先輩が親身に相談に乗ってくれるのはこの会社の魅力だと感じます。また、新たな商品や市場に進出する際の機動力の高さも魅力の一つ。こうした風土があるからこそ、主体的に動いてビジネスを広げるやりがいも生まれるのだと思います。
仕事上で心がけていることは?
取引先との信頼関係を構築する上で「スピード」「具体的な説明」「真摯な態度」に気を配っています。これらはとくにトラブルが起きたときに重要なのですが、問題が発生したときこそ互いの信頼関係を深める機会でもあり、この3つを常に忘れないことでピンチをチャンスに変えてきました。
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今後の目標を教えてください
当社では今後、これまで以上に海外関連の取引が拡大していくと思われるので、語学力と貿易の知識をもっと深めたいと考えています。現在の担当業務では、海外とのやりとりもあるものの、主になるのは仕入れ先・販売先とも国内のメーカーです。貿易はとくに経験の厚みがものをいうところが大きいため、意識的にでも海外との取引を増やし対応力の幅を広げたいと思っています。